▓ 歌曲形式
楽曲の形式においては大楽節を最小単位としている。
その数によって一部形式, 二部形式, 三部形式にわけられる。
1.一部形式
1つの大楽節だけで構成される形式を一部形式という。
民謡や子どもの歌などにみることができる。
しかし、器楽曲では独立した楽曲の形式として用いられることはなく、主題を形成するにすぎない。
この主題は楽曲の全体的な表現性をあらわす重要なもの。
ひとつの大楽節(ほとんどの場合8小節)でできています[1]。
〔例示曲〕
1) モラビア*の踊り(モラビアの曲)[1]
*モラビア Moravia
モラヴィア[a] (チェコ語: Morava [ˈmorava] ⓘ ;ドイツ語:Mähren) はチェコ共和国東部の歴史的な地域ボヘミアとチェコ・シロンスクとともに、チェコの 3 つの歴史的な地域のうちの 1 つ。(英語から日本語に翻訳)[2]
2) テン・リトル・インディアン
(10人のインディアン)
アメリカ民謡 [3]
a M1(2小節)M1′(2小節)
a′ M1(2小節)M2 (2小節)
3)「春が来た」文部省唱歌 [3]
a M1(2小節)M2(2小節)
a′ M1′(2小節)M2′(2小節)
4) ピアノソナタOp.13「悲愴」
第3楽章 ベートーヴェン [3]
a M1(2小節) M2 (2小節)
b M3(2小節) M1′(2小節)
[1]ヤマハ音楽振興会『ヤマハピアノ教室 ピアノスタディ 5 』ヤマハ音楽振興会, 1996, 21頁
[2]引用サイト :
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Moravia
[3]菊本哲也『新しい音楽通論』全音楽譜出版社, 1975, 270頁
2. 二部形式
2つの大楽節で構成される形式を二部形式という。詩における〈起床転結〉に該当するとこらから, 歌曲の代表的な形式となっている。なおこの二部形式は器楽曲にも用いられることがある[1]。
ふたつの大楽節でできている曲です。[1]
1) ヤンキー・ドゥードゥル (アメリカ曲) [1]
A (8小節) a (4小節)
a′(4小節)
B (8小節) b (4小節)
b′(4小節)
2) 歌曲 「荒城の月」滝廉太郎[2]
A (8小節) a M1(2小節) M2(2小節)
a′M1(2小節) M3(2小節)
B (8小節) b M4 (2小節) M3′(2小節)
a′ M1(2小節) M3(2小節)
3) 「おお牧場は緑」チェコスロバキア民謡[2]
A (8小節) a M1(2小節) M2(2小節)
a′M1(2小節) M2′(2小節)
B (8小節) b M3 (2小節) M3′(2小節)
b′ M3 (2小節) M3′(2小節)
[1]ヤマハ音楽振興会『ヤマハピアノ教室 ピアノスタディ 5 』ヤマハ音楽振興会, 1996, 21頁
[2]菊本哲也『新しい音楽通論』全音楽譜出版社, 1975, 271頁
[楽譜画像]
ヤマハピアノ教室
ピアノスタディ 5
著者 ヤマハ音楽振興会 編著
出版者 ヤマハ音楽振興会
出版年 1996.12.10 (初版)
大きさ、ページ 31cm, 71p
NDC -
https://www.instagram.com/p/C6aplRtSb8y/?igsh=NDIwZ2pqeTBjM3c5
〔YouTube〕
♫Ten little Indian boy 〈英語の歌〉
ポンポンアカデミー channel
🔸一部形式の歌
https://youtu.be/nSQ1DB_xS6o?feature=shared
【チェコ・スロバキア民謡】
おお牧場はみどり〜♪♪
日本語字幕入り
訳詞 : 中田羽後
こころの歌 channel
🔹二部形式の歌
https://youtu.be/dRP5vINzi2I?feature=shared
(いくつもの投稿の文末き大きな空白を空ける改竄がされていました。この投稿もです。