〔作曲家について〕
エドワード・エルガー
エルガーは父がオルガニスト母も芸術好きであった。10歳のころから作曲をはじめたが、正規の音楽教育は殆ど受けていなかった。1889年にロンドンに出て作曲活動を開始した。96年、音楽祭でカンタータ《オラフ王の伝説からの場面》が初演され、成功をおさめた。そして作曲家としての地盤を固めた[2]。代表作は出世作でもあった管弦楽曲《エニグマ(謎)変奏曲》Op.36 (1898-99作曲)である[1]。エルガーはドイツ音楽、特にブラームス、ブルックナーなどを下地にワーグナー風の和声も駆使しながら自己の音楽を形成していった。《エニグマ変奏曲》を筆頭に行進曲《威風堂々》、2曲の交響曲、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲などの優れた作品を数多く残した。R.シュトラウスはエルガーを「イギリス初の進歩的な作曲家」と評価した。(三橋) [2]
キーワード
【生涯】
ウースター
ロンドン
ナイト (騎士・称号)
準男爵 (称号)
リーグ・オブ・ミュージック
バーミンガム大学 (教鞭)
ロンドン交響楽団 (首席指揮者)
【その他】
映画音楽
「イギリス初の進歩的な作曲家」 (R・シュトラウス)
「音楽は空気の中にあるものだから必要なだけ取ればよい」[3]
[1]昭和出版研究所編集『日本百科大事典2』小学館, 1962, 470頁
[2] 渡辺和彦監修『検索キーワード付 クラシック作曲家事典』アルク出版企画, 2007, 31頁
[3]渡辺和彦監修『検索キーワード付 クラシック作曲家事典』アルク出版企画, 2007, 32頁
〔参考サイト〕
Edward Elgar
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Edward_Elgar
〔作品について〕
ピティナ・ピアノ曲事典
エルガー :愛の挨拶 Op.12
Elgar, Edward:Salut d'amour Op.12
作曲年:1888年
楽器編成:ピアノ独奏曲
https://enc.piano.or.jp/musics/6560
〔選 曲〕
愛のあいさつ
(E.エルガー作曲)
ヤマハピアノ教室
ピアノスタディ 6
著者 ヤマハ音楽振興会 編著
出版者 ヤマハ音楽振興会
出版年 1996.12.10
選曲ページ PP 6-7
* ソルフェージュの曲としてヘ長調1番括弧、2番括弧を含んで17小節にアレンジ。
*全体はA(ホ長調)-B(ト長調)-A’(ホ長調)の3部形式で、最後にコーダが置かれている[4]。
[4]引用サイト:長井 進之介https://enc.piano.or.jp/musics/6560
[楽譜画像]
ヤマハピアノ教室
ピアノスタディ 6
著者 ヤマハ音楽振興会 編著
出版者 ヤマハ音楽振興会
出版年 1996.12.10 (初版)
大きさ、ページ 31cm, 71p
NDC -
https://www.instagram.com/p/C6fiCbqS4Xy/?igsh=MWdrejg5cTFobnVyaA==
〔参考URL, 参考文献〕
🔸バーミンガム大学
国立国会図書館
「エルガー 愛のあいさつ」
〔YouTube1〕
エルガー:《愛のあいさつ》Op.12
(1889作曲、ピアノ曲の編曲)
(管弦楽版)(スコア付き)
Symphony7526
https://youtu.be/HzSd4exy2pc?feature=shared
〔YouTube2〕
Salut d'Amour Op.12 by Edward Elgar
(ピアノ版)
Tracy Xian channel
https://youtu.be/gRY7TciHerw?feature=shared