〔作曲家について〕
バルトーク・ベーラ の弦楽四重奏曲第2番イ短調は、 1915年から1917年10月の間にハンガリーのラーコスケレーストゥールで作曲されました。バルトークの6つの弦楽四重奏曲のうちの1つです。
バルトークの弦楽四重奏曲第2番、第2楽章、カーメル四重奏団による演奏
この作品は3つの楽章から構成されています。
The work is in three movements:
Ⅰ Moderato (モデラート)
Ⅱ Allegro molto capriccioso
(アレグロ・モルト・カプリチオーソ)
Ⅲ Lento (レント)
アンドレ・ゲルティエ宛の手紙の中で、バルトークは第1楽章をソナタ形式、第2楽章を「一種のロンド」、第3楽章を「定義しにくい」が三部形式の一種かもしれないと述べている。この四重奏曲の3つの楽章を「人生のエピソード」と考えたゾルタン・コダーイは、第1楽章に「平穏な人生」を感じ、激しい感情の渦巻く楽章であるにもかかわらず、最後には確かに静けさの印象を残す。
陰鬱で緊張感のある最後の楽章(コダーイはこれを「苦しみ」と聞いた)は、第二楽章が活気に満ちているのと同じくらい静止しているため、特に葬送的な雰囲気を醸し出している。長い部分はリズム的に静止しており、動く部分はしばしば沈黙によって中断される[2]。
[2]https://en.wikipedia.org/wiki/String_Quartet_No._2_(Bart%C3%B3k)
Bartók: String Quartet No. 2, JuilliardSQ (1963)
Deucalion Project channel
https://youtu.be/w2SXstc9KI0?feature=shared
👩確かに心の葛藤が感じられる曲でしたが、第1楽章がソナタ形式とは気付きませんでした。もう一度聴いてみます。
呈示部と展開部と再現部はなんとなくわかりましたが、呈示部での第1テーマのモチーフの反復が多くそれが経過部なのか、いつ第2テーマが出てきたのか、どの旋律が第2テーマなのか漠然としかわかりませんでした。展開部はかなり個性的だと思いました。再現部は音楽のエコノミーが行われているように思いました。呈示部と再現部の大きな休符は大きなため息のようで魅力的でした。楽譜を見てみたいです。
(浅田ピアノ教室 浅田美鈴)
https://www.youtube.com/@ASADAMisuzu
[楽譜画像]
ヤマハピアノ教室
ピアノスタディ 7
著者 ヤマハ音楽振興会 編著
出版者 ヤマハ音楽振興会
出版年 1996.12.10 (初版)
大きさ、ページ 31cm, 71p
NDC -
https://www.instagram.com/p/C6lWHZSSRUH/?igsh=MWlhcHpwY2IwZ2U2bw==