ワルツ Waltz (英語)
ドイツ語 :Walzer
フランス語:Valse
イタリア語:Valzer
スペイン語:Vals
ポーランド語:Walc
は、おそらくドイツ語のLändlerに由来し、 3拍子のダンス音楽で、多くの場合、ワルツでは通常、1 小節に 1 つのコードが鳴り、ワルツに特有の伴奏スタイルは (右の例に示すように) 1 拍目にコードのルート音を演奏し、2 拍目と 3 拍目に上の音を演奏することです[1]。
[1]https://en.wikipedia.org/wiki/Waltz_(music)
ワルツ Waltz 円舞曲
〈白砂昭一, 1964〉
4分の3拍子の優美な舞曲、またはその踊り。
19世紀初頭にはじまった。
◇ はじまりの説
・レントラー * (ドイツ)
・ポルタ(フランス)
◇ テンポ
・ゆるやかなもの
・速いもの
・ウィーンワルツは後者の代表
的なもの
◇ 踊りのステップは速度に応じて
数種ある。
◇ 踊りを目的としない純芸術的な
楽曲も多い。
〔楽曲〕
ウェーバー《舞踏への勧誘》
ヨハン=シュトラウス父子によってウィーン=ワルツの様式が完成された。多くの名曲とともに急速に流行した。
レハールはオペレッタの中にとりいれて成功した。
[純芸術作品]
ピアノ曲 : ショパンのワルツ曲(14曲)
管弦楽曲 :
リヒャルト=シュトラウスの歌劇《バラの騎士》
チャイコフスキーのバレエ曲《白鳥の湖》 《くるみ割り人形》交響曲第5番にももちいられたワルツ
ラベル《高雅にして感傷的なワルツ》《ラ=パルス》[2]
ハイドンのワルツ メヌエット
ベートーヴェンやシューベルトのワルツはレントラー*に近い [3]
*レントラーについて
【Gemini】
レントラーは、18世紀末頃のドイツ、オーストリア、スイスを中心とした地域で発展した民族舞踊です。ワルツの源流となった踊りとしても知られています。
レントラーの特徴
* 3/4拍子: ワルツと同じく3/4拍子ですが、ワルツよりもテンポがやや遅く、素朴で牧歌的な雰囲気が特徴です。
* ペアで踊る: 男女がペアになって、比較的ゆったりとしたステップで踊ります。
* 地方色: 踊られる地域によって、ステップや衣装に様々なバリエーションがあります。
* 楽器: ヴァイオリンやギターなどの楽器の伴奏に合わせて踊ることが一般的でした。
レントラーの歴史とワルツとの関係
レントラーは、13世紀頃から今日のチロル州とバイエルン州の農民が踊っていたヴェッラーという民族舞踊から発展しました。その後、都市部でも人気となり、18世紀後半にはワルツの原型となるような洗練された形へと変化していきました。
ワルツは、レントラーから発展したダンスであり、より華やかで社交的な要素が加わった点が特徴です。しかし、レントラーの素朴で牧歌的な雰囲気は、ワルツにも受け継がれています。
〔参考文献〕
[2] 昭和出版研究所編『日本百科大事典13』小学館, 1964, 587頁
[3] ヤマハ音楽振興会編著『ヤマハピアノ教室 ピアノスタディ 7』ヤマハ音楽振興会, 1996, 26頁
〔YouTube1〕
J.シュトラウスⅡ世 ウィーンの森の物語 Op.314 (1868作曲)
naxos japan channel
https://music.youtube.com/watch?v=_SdHMkNLJQI&feature=shared
〔YouTube2〕
ショパン : 華麗なる大円舞曲 Op.18
変ホ長調
Stanislaw Bunin channel
https://music.youtube.com/watch?v=5I8H7yKeOw0&feature=shared
〔YouTube3〕
ラヴェル : 高雅にして感傷的なワルツ
アルゲリッチ 1974年
QUEEN CURE MARINESNOW channel
https://music.youtube.com/watch?v=HeMkRiwum5Y&feature=shared
[楽譜画像]
ヤマハピアノ教室
ピアノスタディ 7
著者 ヤマハ音楽振興会 編著
出版者 ヤマハ音楽振興会
出版年 1996.12.10 (初版)
大きさ、ページ 31cm, 71p
NDC -
https://www.instagram.com/p/C6lWHZSSRUH/?igsh=MWlhcHpwY2IwZ2U2bw==