🎹 作曲家のはなし 1 シューマン Y.P ピアノスタディ7 P33〔6.SCHUMANN ALBUM FÜR DIE JUGEND Op.68 シューマン ユーゲント アルバムよりOp.68-16,17,21の楽曲分析について〕

〔楽曲分析1〕

第16曲  最初の損失

ホ短調 4分の2拍子 

Nicht schnell (速くなく)


・(前略) 高低両声部の対位法的な動きに注意・・・

(田村 宏 Page 9)


〔平吉毅州先生楽曲分析の一部引用 1〕

この曲は二部形式のようです。

A a8 a'8

B b8 a'8

❏ モチーフについて

M1a

平吉先生がM1aと付けられたモチーフが8回出てきて、最後の3小節は連続して出てきています。

M1b

2カ所

作曲家がよく注目される最高音、最低音についても分析されています。


〔楽曲分析2〕

第17曲  朝の散歩

イ長調 4分の2拍子

Frisch und kräftig (いきいきと力強く)


・付点と3連符のリズムの奏法について

・2番括弧から後のダイナミクスについて

(田村 宏 Page 9)


〔平吉毅州先生楽曲分析の一部引用 2〕

この曲は、3部形式と2部形式の両方の解釈を持っておられたようです。


私は3部形式と思うので、その分析を書いてみたいた思います。


A 8 a4 a'4

B 4

A 8

coda 2番括弧から


和音の細かい分析

モチーフ

曲の頂点

主音の保留なども分析されていました。


〔楽曲分析3〕

第21曲  ★★★ (無題)

ハ長調 4分の4拍子

Langsam und mit Ausdruck zu spielen 四分音符=88 (ゆっくりと感じをこめて)


・(前略) 曲の後半で各声部の動きが複雑になるので、指使いに気をつけてレガートに

(田村 宏 Page 9)


〔平吉毅州先生楽曲分析の一部引用 3〕

何形式とは記録にないのですが

3部形式だと思います。


A 8 a4 a'4

B 4

A' 6 a2” 6 (エコノミック?)


平吉先生の分析の着眼点

・中声の非和声音

・音域

・和音の変化

・バスのライン

・対位法的な箇所

・ポリフォニック


*こうして分析をして頂くと弾くときにもとても参考になります。


〔YouTube〕

Schumann - 最初の損失 朝の散歩 ★★★(無題) Op.68-16 ,17, 21 

浅田美鈴 ASADA Misuzu, Piano

https://youtu.be/re9kmJlArgc?feature=shared



[楽譜画像]


ヤマハピアノ教室

ピアノスタディ 7


著者 ヤマハ音楽振興会 編著

出版者 ヤマハ音楽振興会

出版年 1996.12.10 (初版)

大きさ、ページ 31cm, 71p

NDC -

https://www.instagram.com/p/C6lWHZSSRUH/?igsh=MWlhcHpwY2IwZ2U2bw==


(浅田ピアノ教室 浅田美鈴)

https://www.youtube.com/@ASADAMisuzu