🎹 作曲家のはなし 3 シューベルト Y.P ピアノスタディ7 P37〔3-2. シューベルト 1797-1828 [Austria; Wien] Schubertiade シューベルティアーデ:  カネヴァスの夕べ〕


日付 2025年5月2日(金)・20:04
撮影 浅田ピアノ教室 浅田美鈴


『ヤマハピアノ教室 ピアノスタディ 7』37頁では、10行にわたってシューベルトについての概要が記載されています。


1-2行目: シューベルトの作品の概要

3行目: 8 歳の頃の音楽的教育環境について

3行目-8行目: 11歳から16歳頃まで

8行目-20行目: 18歳の頃のシューベルトの作品について [1]

Franz Schubert 

https://en.wikipedia.org/wiki/Franz_Schubert 


🔹YAMAHAのピアノスタディ7 37頁は18歳で終わりました。


BERT CLARIC MUSIC

かく扉をたたく・・・

世界名曲全集 1

クラシカル・ドキュメント 🟨 津守健二


より


こころの自由を求めて

= 陽気な集い ⋯ ある日のシューベルティアード =


津守 健二 著

浅田美鈴 要約


🔹はれあがる指    [3 - 1]

🔸カネヴァスの夕べ  [3 - 2]

🔹うらやましきネロよ![3 - 3]


🎹🎨📒🔸カネヴァスの夕べ [3 - 2]


1. カネヴァスの夕べとは

2. カネヴァスの夕べが催される会場は

3. カネヴァスの参加要件とメンバーについて

4. カネヴァスの言葉の由来

5. シューベルトの音楽の起源はカネヴァスから

6. ウィーン宮廷劇場の俳優 ハインリッヒ・アンシュッツの話より


1. カネヴァスの夕べとは

”ソーセージ舞踏会”とは別に 文学 美術 音楽などを語る芸術家の集まりであった。


2. カネヴァスの夕べが催される会場は


カネヴァスのメンバーである画家 ルードヴィヒ・モーンの郊外の家か、ウィーン市内のヴァインケラー (酒造)”ハンガリーの王冠”が選ばれた。


3. カネヴァスの参加要件とメンバーについて


参加要件

・男性であること 

・芸術芸術家であること


→ 参加メンバーが文学 美術 音楽などの専門家でそれらについて語る理知的な会であった。


4. カネヴァスの言葉の由来

カネヴァスにおいて、シューベルトが知らない人を見かけると仲間に「カン・エル・ヴァス (Kann er was ?) 尋ねた。

それは”彼は何ができるのか”という意味であるのだが、彼独特の早口でカネヴァス (Kanevas) というので他の人はそう聞こえたことから、仲間たちが シューベルト ティアードの快活な集まりとは区別してカネヴァス・アーベント(Kanevas Abend)とよんだ。


5. シューベルトの音楽の起源はカネヴァスから

シューベルトの歌曲・室内楽・交響曲など全ての作品においてカネヴァスのような学術的な集まりの中から得た精神の高まりから想像された芸術と考えられている。

彼の作品すべてに、言葉では表せないような温もりと親しみが感じられるのは、まさにその理由による。

(彼の作品すべてに〜その理由によるまではChatGPTの言い換えです)


6. ウィーン宮廷劇場*の俳優ハインリッヒ・アンシュッツ*の話より

カネヴァス・アーベント(Kanevas Abend)の いつもの集まりでシューベルトは ワルツをピアノで弾いていた。

参加者がそのピアノのワルツにのって輪になって踊りだしたところへ 巡回連絡中の警察官が来て「今は四旬節という断食期間中なので、踊るのは控えてほしい」と注意を受けた参加者たちは、ぴたりと動きを止め、固まったようにその場に立ちすくんだ。ただシューベルトは平然とピアノを弾き続けながら、「僕がダンス曲を作りすぎるのが気に入らないってことかい?」と言いながらピアノを弾き続けていた。

(巡回連絡中の警察官から〜気に入らないってことかい?まではChatGPTの言い換えです)


* ウィーン宮廷歌劇場

→ ウィーン国立歌劇場

https://www.wiener-staatsoper.at/


* ハインリッヒ・アンシュッツ

Heinrich Johann Immanuel Anschütz

ハインリヒ・ヨハン・イマヌエル・アンシュッツ(* 1785 年2 月 8 日 、ルッカウ、† 1865 年 12 月 29 日、ウィーン)は、ドイツ系オーストリア人の俳優です。

https://de.wikipedia.org/wiki/Heinrich_Ansch%C3%BCtz


🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹

Schubertiade

シューベルティアーデ (Schubertiadとも綴られる) [は、フランツ・シューベルト(1797-1828)の音楽を称えるために開催される行事である。現代のシューベルティアーデには、シューベルティアーデ・フォアアールベルクのようなコンサートシリーズや音楽祭も含まれる。

https://en.wikipedia.org/wiki/Schubertiade

https://en.wikipedia.org/wiki/Franz_von_Schober


【画像の説明】

BEST CLASSIC MUSIC

ウィーン・・・音楽の味

世界名曲全集17


巻頭読物 🟦 吉田秀和

エッセー 🟦 深沢亮子

音楽セミナー 🟦 大宮真琴

クラシカル・ドキュメント

 🟦 津守健二

名作プロムナード 🟦 海老沢敏

ミニ伝記 🟦 渡辺学而

音楽ワンショット 🟦 佐藤 章


収録曲


ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27の2 〈月光〉(ベートーヴェン)

即興曲 作品90 (シューベルト)

アルフレート・プレンデル*(ピアノ)

ピアノ・ソナタ イ長調 K.331 

〈トルコマーチつき〉 (モーツァルト)ワルター・クリーン* (ピアノ)


小学館


日付 2025年5月2日(金)・20:04

撮影 浅田ピアノ教室 浅田美鈴


* アルフレッド・ブレンデル

Alfred Brendel

https://www.alfredbrendel.com/


* ワルター・クリーン

Walter Klien

https://en.wikipedia.org/wiki/Walter_Klien

 

〔参考文献〕

[1]ヤマハ音楽振興会 編著『ヤマハピアノ教室 ピアノスタディ 7』ヤマハ音楽振興会, 1996, 37頁

[2]菊本哲也『新しい音楽通論』全音楽譜出版社, 1975, P428

[3]渡辺和彦監修『検索キーワード付き クラシック作曲家事典』学習研究社, 2007, P103

[4]門馬直美『西洋音楽史概説』春秋社, 1976, P172, P177以下, P224, P276

[5]昭和出版研究所 編 (辻 壮一 著)『日本百科大事典 7』小学館, 1963, 245頁

[6]世界名曲全集 1『運命/未完成交響曲: かく扉をたたく・・・』小学館, PP10 - 11


[楽譜画像]


ヤマハピアノ教室

ピアノスタディ 7


著者 ヤマハ音楽振興会 編著

出版者 ヤマハ音楽振興会

出版年 1996.12.10 (初版)

大きさ、ページ 31cm, 71p

NDC -

https://www.instagram.com/p/C6lWHZSSRUH/?igsh=MWlhcHpwY2IwZ2U2bw==


(浅田ピアノ教室 浅田美鈴)

https://www.youtube.com/@ASADAMisuzu