🎹 作曲家のはなし 3 シューベルト Y.P ピアノスタディ7 P37〔4-4. シューベルト 1797-1828 [Austria; Wien] TBSサービス: Piano Concertより 収載楽曲 No.3 ロンドOp.53 とロンド形式について〕
3. ロンド シューベルトOp.53より
◆ シューベルト Op.53 D.850
ニ長調 全4楽章で構成されている。
第1楽章
Allegro vivace. 二長調
第2楽章
Con moto. イ長調
第3楽章
Scherzo.
Allegro vivace. ハ長調
第4楽章
Rondo.
Allegro moderato. ニ長調
*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*
TBS サービスの『ピアノ・コンサート Vol.6』1980, 86頁
には第4楽章のロンドの30小節までが収載してありました。
説明には1のアンダンテの時もそうでしたが、曲途中で終わってることの記載がありませんでした。
私の場合はシューベルトのソナタの楽譜を持っていたので それに気がつきましたが この楽譜だけだと、それに気が付かずこういう曲だと思ってしまう人もいると思います。
しかも アンダンテの時と同じく 作曲年の記載の誤りがありました。
Op.42もOp.53も他の複数の資料によると 作曲年は1825年とありました。本 TBS サービスの 楽譜の説明では1824年と2曲ともなっていました。
シューマンの この曲への 酷評 ととれるような ものの記載がありましたが その出典は不明です。
Op.53 D.850の
第4楽章 Rondo.は
全小節は217小節でした。
前述でもありますが、そのうちの
mm1-30までが収載されてました。
【画像】
シューベルトのピアノソナタ
Op. 53 D.850 D-dur
2
1st mov.
4th mov.
Allegro vivace
浅田ピアノ教室
浅田美鈴作成
日付 2025/05/09(金)・12:26
◆ en.wikipedia.org より
フランツ・シューベルトのピアノソナタ ニ長調D.850作品53(通称ガシュタイナー)は、1825年8月に作曲者が温泉街バート・ガシュタインに滞在していた際に作曲されました。1年後、シューベルトのピアノソナタの中で2番目に出版されました。
〔中略〕
IV. ロンド: アレグロ・モデラート
第4楽章の冒頭部分
ニ長調。アバカ形式。遊び心があり無邪気な行進曲のようなロンド主題は、リズムの細分化と装飾が深まりながら2回繰り返され、それぞれが激しい中央部を持つ対照的な2つのエピソードによって区切られています。
〔後略〕
https://en.wikipedia.org/wiki/Piano_Sonata_in_D_major,_D_850_(Schubert)
[ロンド形式について]
◆ ロンド形式
中世フランスの舞踏 ロンドー(輪舞)の循環形式から循環歌唱形式に移り、器楽の形式として定着し 主題 A と挿入部 (エピソード) または 中間 学説と言われる B・C との循環形式となった。[2]
R.シュトラウス(1864-1949)の作品《ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》Op.28, 1895年作曲では、ロンド形式を自由に 扱い、19世紀末の交響詩の中での最高傑作となっている。[4]
Richard Strauss
https://en.wikipedia.org/wiki/Richard_Strauss
〔参考文献〕
[1]ヤマハ音楽振興会 編著『ヤマハピアノ教室 ピアノスタディ 7』ヤマハ音楽振興会, 1996, 37頁
[2]菊本哲也『新しい音楽通論』全音楽譜出版社, 1975, PP275-277
[3]TBSサービス『ピアノコンサート』86頁
[4]門馬直美『西洋音楽史概説』春秋社, 1976, 237頁
Franz Peter Schubert
https://en.wikipedia.org/wiki/Franz_Schubert
〔YouTube〕
長い曲なので全楽章のものがあるかどうか、また、良い演奏のものがあるかどうかのSearchをしてませんので閲覧者各位でお好きなものをお選び頂けたらと思います。
[楽譜画像]
ヤマハピアノ教室
ピアノスタディ 7
著者 ヤマハ音楽振興会 編著
出版者 ヤマハ音楽振興会
出版年 1996.12.10 (初版)
大きさ、ページ 31cm, 71p
NDC -
https://www.instagram.com/p/C6lWHZSSRUH/?igsh=MWlhcHpwY2IwZ2U2bw==
(浅田ピアノ教室 浅田美鈴)
https://www.youtube.com/@ASADAMisuzu